どうも!溶接歴20年のブロです!
この資格を受けるということは基本級合格したことになります!おめでとうございます!!
専門級が取得できたらあなたはさらに会社に貢献できることでしょう!
難易度グンっと!上がりますが、やり方をさえ間違わなければ受かりますので頑張っていきましょう!
上記の方に合格出来るようにお助けできたらなと思います!
使用溶接機
今回はダイヘンのDM350を使いますが
定格出力電流300~350Aの溶接機
デジタル、アナログでも可能です!
最近の溶接機はデジタル化が進みダイヘンのDM350かPanasonicのGR3が代表的な溶接機として使われています。
使用溶接ワイヤー
規格YGW-12 co2用(炭酸ガス)1.2ミリの溶接ワイヤーなら何でも良い。
YGW-11の大電流用ワイヤーは使わないで下さい!試験落ちます!
一番おすすめの溶接ワイヤーは神戸製鋼のSE-50Tです。
使いやすく高スペックなのでおすすめです!
ミルスケール除去
ミルスケールは必ず除去してください!
炭酸ガス流量
15〜20l/min
仮付け溶接(組み立て)
しっかりと狙い確実に溶かし溶接していきましょう。
中板9ミリの裏当て有りの場合は仮付け溶接の電流目安は120A~160Aくらいがやりやすいと思われます。
狙い位置がずれると仮付け溶接がはがれたりするので注意!
仮付け溶接位置
写真の位置に仮付け溶接していきます。参考にしてください!
それでは仮付け溶接していきましょう!
写真のように仮付け溶接して下さい!反対側も同じく!
裏の仮付け溶接をする前に下記の写真のように逆ひずみ4度を取ります。
写真のように4度の型があると便利です!
仮付け溶接後4度になる組み立てジグを作る事を推進します!
両サイドに2.6ミリの溶接棒つけたら良い感じに4度になります!
4度にならないジグを使うと何回も叩いて合わせないといけないので大変です!
裏の仮付け溶接位置
両端15ミリ以内!超えるとやり直しさせられます!
溶接を始める前にチェック
始める前に半自動溶接の命!送給力をチェックしましょう!
送給力がゴミなどで詰まっていると電気が不安定になります!
簡単にチェックする方法はこちらをクリック!記事の後半にあります!
溶接材料に溶接する前にT字に組んだテストピースに隅肉溶接を試し出しして、電流電圧が適正か試してみましょう!
平板に出すより分かりやすいので隅肉溶接をしてみて安定するか試してみましょう!
安定するなら良しです!
電流電圧とパス数
SA-2V | 電流 | 電圧 |
1パス目 | 140A〜130A | 21V〜20V |
2パス目 | 130A〜120A | 20.8V〜19.8V |
3パス目 | 120A〜100A | 20.6V〜19.6V |
3層でやります!
それでは一パス目いきます
1パス目
電流130A電圧20.9Vに合わせます。一元機能を使います!
ワイヤー突き出し長さ確認!
取り付け位置確認
取り付け位置間違えると腕プルプルしちゃうよ!
最初少しやりにくく、後半は楽になるようにするのがポイント!
ウィービングは色々あるけど左右にジグザグに動かすのが一番簡単!
アークでしっかり開先の先と裏当て金を溶かします!裏曲げあるから気をつけて!
両肘を両太ももにつけながらやると安定するよ!3ミリくらいを盛ることを目標に頑張ります
以外に垂れないんですよね!不思議ですよね!
下向きの時と同じ要領でスラグを取ります!
電気が低いので溶かしきれないと内部欠陥になるので綺麗に取ります!
ワイヤーブラシも使ってゴシゴシしてね!
2パス目
リモコンの電流ダイヤル回し約120Aに合わせます!
ワイヤー突き出し確認!
ウィービング確認
2パス目は、1パス目の溶接のキワをアークでしっかり狙います。
最後のパスをキレイに溶接するには開先を1~2ミリ残します!理想は2ミリ!
ここの段階で盛りすぎるとでっかい芋虫みたいになるから注意だよ!
こんな感じ盛ります。
ノズルこんなんなったら掃除してね!理想はノズル二つ用意したらいいんですけどね!
アツアツだとなかなか取れなくてペンチでガリガリやらないと取れないんです。
キレイにしたら溶接のスラグもキレイに取りましょう!
2パス目からスラグが硬く取れにくくなるけど頑張って取りましょう!
カンカン!ガリガリ!
ワイヤーブラシでゴシゴシ!
次はいよいよ最終パス!!
3パス目
リモコンのダイヤルを回し電流を約110Aに合わせます!
ワイヤー突き出し長さ確認!
ウィービング確認
最終パスは表曲げがあるから半分から下はアンダーカットに注意!!
2パス目で残しておいた開先部分にアークをしっかり当てて登ります!
ウィービングする時は自分がメトロノームになったつもりでテンポよくやるとキレイにつけれますよ!
開先残存は不合格になるので気をつけて溶接しましょう!始端部の溶接は動画が参考になるので見て下さいね!
こんな感じであとは、スパッタ、スラグ落として、ワイヤーブラシで磨いて提出してください!
YouTube動画
本番、本番前日までに気をつけること
- 本番時にアース、作業台のボルト部分がゆるんでいないか確認
- 本番時にチップ、ノズル、オリフィスは新しい物が付いているか確認、使い古した物がついていたら、交換する。
- 機械持ち込みの場合は前日までに送給力を確認すること、ガスホースに穴が開いてないか点検する。
参考になった方、ブックマーク、シェアしてください!よろしくお願いいたします。
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