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溶接技術競技会で電気が合わなかった…とならないように、電流電圧を見極めるには

溶接

全国大会、地区大会で「電流、電圧合わなくて上手くいかなった!


なんてよく聞きますよね!

今回のテーマは本番のときに、電流電圧が合わなかった時の僕の対処法を伝授します。

 

また、公開練習の時に僕がやってる電流、電圧の合わせ方を解説します。

 

公開練習がある場合

地区大会では僕の地区では本番の前の日に1時間だけ会場で練習出来る時間があります。

経験ある方は分かると思いますが、自分の会社でやってる電流、電圧に合わせてもなかなか合わないって事ありますよね。

そこで僕が行っている事を下のリストにまとめます。

 

  • まずはいつも練習している電流電圧に合わせる
  • 周りの人がどのくらいの電圧にしているかチラ見する
  • 練習材は中板、薄板5セット持っていく
  • 最後にみんなが捨てたテストピースを確認する

 

まずはいつも練習している電流電圧に合わせる

とりあえずいつも通りやってみます。

その結果まずどうなるかが大事なんですが、まずは画像を確認してください。

やってみた結果いつも通りこのように出来ればそのまま本番迎えても良しとします。

 

電圧がいつもより1V低かった場合の例

全く同じやり方でもこんな見た目になります。

電圧の1Vってこんなに変わるんです!びっくりですよね!

いつも通りやってビードがこのように凸になってしまう時は実際に溶接していても、音もおかしいし、表から見てもおかしいことに気づきます!

 

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ビードがシワっシワになります

 

そもそも電気が安定してないはずです。

こうなったら電圧は思いっきり1Vあげてみましょう!

0.2Vいじるとか言うレベルではありません!


電圧がいつもより1V高かった場合の例

見た目は綺麗に付いてますが、やっている時の音は「ジーっと」良い音が鳴っていなく、電気が不安定。

 

電圧が高すぎると溶け込みも浅く、大粒のスパッタもでます。

 

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僕の条件は気持ち低めにしてるんで音を意識するといいですね!

電気が安定している事がまず大前提です。

 

常に日頃から自分の適正な電流電圧を身体に染み込ませておくと大体自分が今電流どのくらいでやっているのか、やってる感じで適正な電圧でやれているかが分かるようになります。

 

ぶっつけ本番の場合

結論、本番時はやる前に小さいテストピースに試し出しして、その出した感じで合わせるしかないです!

 

全国大会になると電流電圧を合わせるのも45分の中でやらなければならないのでテストピースに30〜50ミリくらい出して対処しなくてはいけません。

それ以上やると清掃時間がなくなります。

 

公開練習の時の説明を思い返して電圧を調節してみてください!

全国大会では常に日頃から自分の適正な電流電圧を身体に染み込ませて挑まなければなりません。

 

僕の経験上では、発電機から電源とっている場所の時は電流が落ちてしまった事がありました。

 

発電機

 

仮にこのような場所があったら中板はやらずに先に薄板の仮付け溶接をしてそのまま誰も溶接していない時に溶接した方が間違いないですね!

 

電気が引っ張られる前に先にやってしまうことが大事です。

 

僕の経験上では発電機のこと以外で電流が落ちる事例はほぼありませんでした。

 

周りの人がどのくらいの電圧にしているかチラ見する

なかなか合わない時は移動できるのなら周りの人の電圧をパクりましょう!(笑)

上手い人下手な人いますが、ヒントにはなりますよ!

 

練習材は中板、薄板5セット持っていく

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大会出始めて電気合わせれない時はこのくらい持ってってましたね!

 

こんだけ持っていけば何とかなります!

テストピースに最初の一枚を試しだしするときは、一気にやらずに30~40ミリずつやってみると良いです!

微調整しながら電流電圧合わせるイメージです。

 

4枚は裏波で電流電圧を合わせて、5枚目で端から端まで裏波練習する感じで良いんじゃないでしょうか!

中間とか仕上げは練習しません。

中板で電気を合わす事が出来たら薄板で最終確認します。

 

公開練習で大事なことはいつも通りの電流電圧に合わせることが大事

 

最後にみんなが捨てたテストピースを確認する

 

この話については電流電圧は関係ない話ですが、この捨てられたテストピースは自分で考えられないような溶接条件が見つかったりします。

 

ビードが綺麗なテストピースは持ち帰り研究しましょう。

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