どうも!鉄骨屋20年勤めておりますブロです!
この記事を見る方は学生さんや、今の仕事を辞めて溶接に転職しようか悩んでいる方だと思います。
大事な仕事選びで慎重になると思います!
選択を間違って失敗しないためにも僕の経験が参考になればと思います!
このような悩みかかえてませんか??
- 物作りに興味があるけど、職人の世界ってなんか厳しそう
- 自分に向いているか不安な方
もし、そうでしたら結論から言います!
昔に比べると眉間にしわ寄せて怒鳴りちらすイメージの職人はほぼいません!
職人不足で人が少なく、少しでも環境よく仕事が出来るように改善されつつあります!
どんな仕事に就いても厄介者はいるのでそこは覚悟してください(笑)
自分に向いてるかはやってみなきゃわからないですが、我慢強い方なら大丈夫です!
そこで本記事ではみなさんが気になる内容を用意しました!
✔ 溶接に向いている人とは?
✔ 溶接の仕事内容は?やりがいあるの?
✔ 溶接にも色んな資格がある
✔ 溶接に求められる能力やスキル
上記の項目ごとに紹介します。
それと、自分が本当にその仕事が向いてるか自己分析方法を記事の最後に解説します!
溶接の仕事に興味がある方、ぜひ参考にしてみてください。
溶接の産業界を支える一員となり、新たな挑戦に取り組んでみませんか?
溶接の仕事に向いている人
下記のような特徴を持っていると言えます。
- 忍耐力や粘り強さがある
- 正確で細かい作業にも耐えられる
- 責任感が強く、安全に対する意識が高い
- チームワークを大切にし、コミュニケーション能力に長けている
- 新しい技術や機械に興味を持ち、学ぶ姿勢がある
こんな全て揃った人なんて50年に一度くらいしかいないレベルですが(笑)
理想です!理想!
忍耐力や粘り強さがある
溶接の仕事に就くと1番大事なところでしょう。
溶接は35度になろうが、-20度になろうがやらなくてはいけません。
辛い体勢で身体がピクピクするような体勢でやらなくてはいけない溶接もあります。
忍耐力がない後輩がいますが、やはり他の忍耐力がある人と比べると仕事の飲み込みに差がでます。
できなくても頑張って粘り強くやれる方も向いていると言えるでしょう。
遅かれ早かれ仕事が出来るようになれば良いんです!
正確で細かい作業にも耐えられる
溶接は、物によって溶接の盛る高さが決まっていて、毎回集中力を切らさず正確に溶接しなくてはならないんです。
他にも他の部署の手伝いで何百枚もある鉄板にひたすら穴をあけたりもします。
集中力を切らすと怪我につながります。
責任感が強く、安全に対する意識が高い
この考えを持てるタイプはリーダー格ですね!
会社に入って経験を積むと、指導者として立派に育つと思います。
責任感がまったくないのは本当に困ります。
仕事を任すことができません!
チームワークを大切にし、コミュニケーションにたけている
溶接は大体は何班かのグループに分かれて溶接したりします!
チームワークを大切にしないで勝手なことをするタイプは非常に厄介者扱いされます。
日々チームワークを大切にする上で周りとコミュニケーションを積極的にとることによって人間関係も良くなり、聞きたいこともすぐ聞けるような関係になることで自分の成長にもなります!
コミュニケーションが苦手な方も実際には多くいますが、学ぶ意欲さえあれば問題ないです!
新しい技術や機械に興味を持ち、学ぶ姿勢がある
常に向上心を持って仕事をすることです!
本当に重要なところですね!
この気持ちがなければ自分の成長も止まり、そのまま数年経過し新しく入ってきた後輩にも抜かれ恥ずかしい思いをする運命です。
溶接の仕事について知ろう
仕事内容、溶接の仕事のやりがい、溶接の種類について話していきます。
溶接の仕事内容とは?
金属(鉄、アルミ、ステンレス等)を溶かして接合する技術のことです。
自動車や建設機械、船舶や鉄道車両、建築物など、あらゆる分野で利用される技術であり、大変重要な役割を担っています。
僕の会社では建物の柱、梁、壁をつけるための下地材などを制作してます。
しかしながら溶接だけしていられる訳でもなく、この職業に就くと重たいハンマーを振りかざしたり、ガスバーナーを扱ったり鉄を削る機械の操作、溶接ロボットの操作等もあります。
ガスバーナー(ガス切断器)で鉄を切る動画があるので気になる方はこちら!記事の後半にあります。
僕の会社で昔あったのはドリルで穴あけ作業を行っていた人が誤った使い方をして腕を無くしてしまった事故もあります。
溶接は真夏の35℃超えようが作業服上下、皮の前掛け、ヘルメット、溶接面を付けて汗だくになりながら仕事する事になります。
そして冬は手が冷たく真っ赤になりながら仕事をします。
限界な時は夏は涼んだり、冬はストーブで暖まりながら
仕事しますよ!刑務所じゃないんで(笑)
こんな過酷な環境ですが、この仕事を選んでいる人のほとんどがやりがいを感じているんです。
溶接の仕事のやりがい
- 自分の手で何かを作り出すことができること
- プロとして技術を身につけることができる
そしてその技術が高く評価されることもやりがいのひとつです。
あそこのガソリンスタンドの柱は俺溶接したんだよ!!と自分が溶接した物をくだらないけど自慢したくなる(笑)
他の会社の人にあの人の溶接別格だね!なんて言われたら嬉しいもんです!
他にもオリジナルでキャンプ道具や、雑貨何かも作れるし鉄工所はやめられない(笑)
溶接する会社に務めて技術を磨けばこんなの作れるようになりますよ!
辛いことばかりじゃないです!
溶接の種類について
溶接には、たくさんの種類があります。代表的なものを例にあげると
- 一般的に一番使われている半自動炭酸ガスアーク溶接(スイッチを押すと自動で出てくるワイヤーで溶接)
- 昔ながらの溶接の基本と言われている被覆アーク溶接(溶接棒を使う溶接)
- ステンレス、アルミの溶接をするTIG溶接(タングステンを電極として溶加棒をとかし溶接)
他にもレーザー溶接、電子ビーム溶接など、様々な種類があります。
それぞれの種類によって、利用される機材が異なります。
鉄骨を作る会社では、半自動溶接、アーク溶接、サブマージアーク溶接を使用します。
知り合いの農機具屋さんは半自動溶接、アーク溶接、TIG溶接使うみたいですね!
僕でも知らない溶接が世の中にたくさんあるなぁ〜!
溶接は高温の火花や紫外線を発生するため、作業環境によっては危険が伴います。
そのため、安全対策をしっかりと行う必要があります。
- 目の保護: 保護メガネ
- 皮膚の保護: 綿100%の作業着上下、皮の前掛け、溶接皮手袋、脚カバー、ヘルメット、溶接帽子
- 肺の保護: 防塵マスクや、エアメット(自動送風機)
夏に半袖着れる仕事じゃないのでキツいですね。
夏場の休憩中は毎日ガリガリ君のアイスを飽きるほど食わされます(笑)
これらの対策をおこたると次のようになります。
- 目の場合は紫外線でまぶたの内側に小さい水ぶくれができて目があかなくなる。
- 皮膚を保護しないと酷い場合大やけどしたみたいになります。
- 肺の保護をおこたるとじん肺、肺気腫、肺がんのリスクが増える
特に目が紫外線でやられたら次の日会社に行けなくなります。
どんな感じかというと
イメージしてみてください!目の中に物凄い小さい棘(トゲ)の塊を
ふんだんに入れて目をパチパチしてみて下さい(笑)
どうですか?イメージ出来ました??こんな感じにやられます。思い出したくもないです(笑)
さらに、火花や熱による火災を防ぐために、作業場所には消火器を用意し、作業前に周辺の状況を確認しておくことも必要です。
作業場所の換気もしっかりと行います。
溶接の基礎知識
溶接の基礎知識には、材料や溶接方法、溶接機器の選定方法などがあります。
まずは溶接に使用する材料について知ることが重要です。
鉄やアルミニウム、ステンレスなど様々な種類があり、それぞれの材料には溶接方法が異なります。
よくいるんですよね、鉄を溶接する機械しかないのに、ステンレス溶接して欲しいとか!
ムリムリムリ〜!!
また、材料の厚みによっても溶接する電流が変わってきます。
最近の値段のお高い溶接機は厚みを選んだら適正な電流電圧にしてくれる機能があります! 豆知識
次に、溶接方法について知ることも重要です。
先程少し説明しましたが、溶接方法には、アーク溶接、ガス溶接、レーザー溶接など多数の種類があります。それぞれの溶接方法には特長や使い分けがあるため、目的に応じて選択する必要があります。
機器の種類や性能によって、溶接作業の質や効率が変わってきます。
自分が行いたい溶接作業に適した機器を選定することで、溶接作業がスムーズに進行し、安全に行うことができます。
僕の会社では工場で作った建物の壁を張るために必要な胴縁を作ってますが、現場で建てた時に間違いに気づいて現場に直しに行くことがあります。
このときに比較的に段取りが楽な被覆アーク溶接ができるウェルダーという機械をトラックに積んで持ってきます。半自動溶接機は段取りが大変です。
作業を効率よく行うため機器の選定は大事なことですね!
溶接の資格について
ここでは高確率で受けることになる資格や、取得方法を解説します!
溶接に必要な資格とは?
溶接に必要な資格には、代表的なJIS溶接技能者評価試験があります。
みんなJIS験と言います。
この資格は、学科と実技があり、溶接技術を正確かつ安全に行うことができることを証明するもので、業界での信頼性が高く、スキルアップにつながります。
学科は問題集からほぼ同じ問題がでるのでさほど難しい問題はでません!落ちたら恥ずかしいレベルです。
JIS溶接技能者評価試験がどのようなものか詳しく知りたい方はこちらをクリック!
他には溶接を管理するための資格があり、WES1級、2級(溶接管理技術者)や、鉄骨管理技術者などの資格があります。
この業界に入ると取得する確率が高くなります。
溶接をやる方ではなく溶接の検査の道に進むってこともできます!
溶接の検査には超音波探傷検査という鉄の内部に溶接欠陥がないか調べる検査があります。
こちらの資格は超音波探傷試験(UT1)レベル1、レベル2、レベル3があり、レベルが高くなるにつれて難易度が高いです。
今の時代資格持ってないと仕事貰えませんね!
資格の取得方法
資格は、一般的に各都道府県の溶接教会が実施する検定や試験で取得することができます。
また、一部の資格には実務経験や特定の資格を持っていることが必要な場合もあります。
溶接の仕事に必要な能力やスキル
難しい仕事もあるけど、ずっとやってれば慣れるもんです!
ここでは仕事に必要な能力やスキルを解説します!
溶接の仕事に必要な能力やスキルとは?
溶接の仕事には以下のような能力やスキルが必要とされます。
- 正確な測定能力:作業の前に、材料の寸法を正確に測定する必要があります。
- 図面の読解能力:製品の図面を理解し、正確に製作するために読解能力が必要です。
- 機器の操作能力:様々な種類の溶接機器を使いこなすために操作能力が必要です。
- 手先の器用さ:溶接には細かな作業が必要なため、手先が器用でなければ作業が難しくなります。
- 集中力:長時間にわたる作業中に、集中力を保ち続ける必要があります。
- 協調性:現場での作業は、チームで行うことが多いため、協調性が求められます。
- 安全意識:作業中に起こりうる危険を常に意識し、安全に作業するための意識が必要です。
不器用な人でも気持ち次第で溶接は上手くなれます!
諦めたら全てが水の泡!
自分に合った仕事を見つけるための自己分析方法
自分に合った仕事を見つけるためには、以下のような自己分析が必要です。
- 自分の長所、短所を知ること:どのような職場や業種に適しているかを見つけることができます。例えば、自分が社交的な性格であれば、人と接することが多い営業職などが向いているかもしれません。
- 自分のスキルや能力を把握する:自分が持っているスキルや能力を把握することで、どのような仕事が自分に適しているかを見つけることができます。例えば、溶接の仕事に向いている人は、正確で細かい作業にも耐えられることが必要です。そのため、自分が細かい作業に向いているかどうかを把握することが大切です。
- 自分がやりたいことを考える:自分がやりたいことを考えることで、自分が向いている仕事を見つけることができます。例えば、自分が将来的にアイアン雑貨などの会社を企業したいなら、鉄を加工する業種に興味を持ってみることも大切です。
以上!長々失礼しました!最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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