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溶接機の初期クレータ、クレータ機能の使い方!動画説明有り

Welder function description 溶接
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どうも!溶接歴20年のburoです!


溶接機の初期クレータ、クレータ機能知ってますか?


 知らない方!

「スイッチ握りっぱなしで辛くないですか??」


「電気上げて溶接するとき、スタートやりにくくないですか??」

「クレータ処理上手くできます??」

クレータ機能無しのままで使っていると握りっぱなしで手が疲れたり、スタートうまくできなかったり、クレータ処理が上手くできてないと思います!


この問題を解決できる機能が初期クレータ、クレータ機能なんです!


本記事では、使い方がわからない人のために、具体時にどう使うのか、どの位の電流、電圧にして使うものなのかも記事の後半で説明いたします!


 

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知らないと損ですよ!!

 


クレータ機能 無し

初期設定のままだと、クレータ無しになっているので、スイッチを一度握ると本電流(自分が合わせた電流)で溶接できます。

スイッチを離すとワイヤーが、出てこなくなり溶接が終わりますよね?

これがクレータ機能を無しにしている状態

クレータ機能を無しで使う場合のメリット

· 仮付け溶接

· 軽量鉄骨(角パイプ、C型鋼)

などの溶接量の少ない溶接に関しては、スイッチを一度押すと溶接できて、スイッチを離すと溶接をやめれるので作業性が高いと言えます!

Welding of square pipes
参考例   角パイプの溶接

 

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こんなの溶接するならわざわざクレータ機能はいりませんね!

クレータ機能を無しで使う場合のデメリット

· JIS溶接技能者評価試験

· 溶接する距離が長いもの

· 大電流(250A以上の溶接)

これらに共通することは溶接量があるものなんですが、上記のものに対してクレータ機能を無しにして使うとスイッチを握りっぱなしになって疲れます。それとクレータ処理が上手く出来なくなるデメリットがあります。

 

JIS験くらいの電流なら切りながら再スタートでそれなりにクレータ処理できますが、大電流では綺麗に処理出来ません!

long place to weld
溶接する場所が長い

 

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こんなのクレータ無しでずっとやってたらばね指になるかも( ;∀;)

 

クレータ機能 有り

この機能を入れると合わせた電流が2つ使える事になります!

どういうことかと言うと、スイッチを一度カチャっと押し、指を離しても本電流が出ます。

もう一度スイッチを押すと(押し続けている間は)クレータ電流になり、スイッチを離すと溶接が終わります

 

クレータ機能を有りにした場合のメリット

· JIS溶接技能者評価試験

· 溶接する距離が長いもの

· 大電流(250A以上の溶接)

上記のような溶接量があるものに対して、クレータ機能を有りにして使うとスイッチを握りっぱなしにならないので疲れにくくなります。それとクレータ処理がやりやすくなります。

JIS Welding Technician Evaluation Test
JIS溶接技能者評価試験の横向き

 

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みんな何故か使わない!楽なのに!

JIS験でも使った方が良い!

クレータ機能を有りにした場合のデメリット

· 仮付け溶接

· 軽量鉄骨(角パイプ、C型鋼)

などの溶接量の少ない溶接に使用すると、めちゃくちゃわずらわしくなります。

Temporary welding
仮付け溶接

 

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やってやれなくはないですが、理由がある場合を除けば

ほぼクレータを入れる意味がない。

 

初期クレータ機能 有り

この機能はクレータ機能を有りにしないと使えません!

クレータ機能をONにした状態で初期クレータのボタンを押すと使えます!

どういう機能かというと、電流を3つ使える事になります!

 

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慣れないうちはこんがらがってしまいますが、すぐ慣れます!

 

スイッチを押すと(押しっぱなし)初期クレータの電流になり、スイッチを離すと本電流になります。もう一度スイッチを押すと(押しっぱなし)クレータ電流になります。スイッチを離すと溶接が終わります。

 

初期クレータ機能を有りにした場合のメリット

· 初期クレータの電流を下げることで慎重に溶接したい場所をいきなり高い電流で焦ってやらなくても済む。

· 三段階の電流を自分好みにカスタム出来る

high current fillet welding
高電流の全周隅肉溶接

 

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高電流域では初期クレータ入ってるとやりやすいです!一度経験すると

初期クレータがついてない機械で溶接したくなくなります(笑)

 

三段階の電流を自分好みにカスタム出来るについて話すと僕は溶接技術競技会で自分好みにカスタムしてます!

 

詳しくどんな使い方をしているか知りたい方はこちらをクリック!

↑↑↑

初期クレータ、クレータはどの位の電流にして使うものなのか

大電流(300A以上)で溶接する場合の目安
  • 初期クレータ電流120~180A 
  • クレータ電流160~210A

JIS溶接技能評価試験では初期クレータはいらないですね!

クレータ電流値は参考になるので下記を参考にしてください。

 

JIS溶接技能者評価試験のような低電流域の200Aで溶接する場合の目安
  • クレータ電流100A~130A

ポイントは本電流に比べてガクッと電流を下げて使うことです!本電流に電流が近い状態でクレータ処理をしようとしても上手くできません。

 

あくまでも僕のおすすめする電流調整ですが、上記を参考にして自分の電流を見つけて下さい!

You Tube動画

動画もあるので参考にしてください!

 

まとめ

溶接機の初期クレータ、クレータについて解説させて頂きました!

まず一番大事なことは目的に合わせて自分でこの機能を設定して使ってみることです!実際にやって覚えることで身につけることができます!

これらの機能を使うことで溶接作業も楽になり、自分のためにもなるので日々色々試して自分なりの使い方をマスターしてくださいね!!

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